前日の夜に手術が終わって麻酔が徐々に切れ始め、夜中には意識がしっかり戻りました。
ただ、そこから朝までが、とてもとても長かった。。。
手術後、意識が戻って気付いたら自分の病室にいました。
横に夫がいたので、発した私の一言は「暑い...」
でも、いくら振り絞っても声が全然出ません。
かすれた、かすかな声を振り絞って「暑い!のど乾いた!」と訴えていました(笑)。
まだ5月中旬の気候の良い時期だったんですが、暑くて暑くて。
熱があったんだと思います。
足元の布団をめくってもらい、窓を少し開けてもらいました。
でも水を飲むのはまだダメだと看護師さんに言われ、お水で口をゆすぐだけさせてもらいました。
絶対飲んじゃだめですよ!とくぎを刺されながら。
口をゆすぐだけでも、あんなに乾きがマシになるとは!発見です。
夫が帰った後、まずは時間を知りたくなりました。
いったい今、何時?
そうだ携帯。携帯どこ?
手術当日の朝、鍵のかかる引き出しに入れたことを思い出しました。
声でSiriを起動させれば時間くらいわかるなぁとトライしてみたのですが、、、(注意:お部屋は個室)
ダメでした。。。大きな声が出せず、声もしわがれていて起動してくれません。
もう!こんな時に使えないなんて、Siriの役立たずー!
原因は、全身麻酔のためにする気管挿管。
これのせいで声があまり出なくなっていました。
手術中は人工的に気道を確保するために、のどに管が入ります。
目覚めたときはもう抜かれていて酸素マスク状態でしたが、それまでのどに管を入れていたために、のどの粘膜が炎症をおこすことが多いそう。実際は管の周りにバルーンがついていて、バルーンがのどの粘膜に触れていた状態です。
なので手術後直後は声がかれたり、数日間は風邪の時のようにのどが痛かったり、違和感があったりしました。
手術って患部だけでなくこういう体の負担もあるのかぁ、と実感。
じゃあ引き出しを開けて携帯を取り出すしかないけど、、、鍵は夫の手に。もしや持って帰ったしまった???
看護師さんを通して帰った夫に連絡を取ってもらうと、鍵は部屋に置いてきたとのこと。
それ、私に言ってから帰ってよね!!
まだ腕も上がらず、起き上がるのも無理な状態なので、看護師さんに取り出してもらいました。
さあ、これで時間はわかるようにはなったのですが、、、
画面を見てるのがつらく、来てるメールを読むのもつらかった。
左目が何か変です。
瞬きができず、ずっと目を見開いている状態で、涙があふれてきて視界がぼやけます。
携帯を見るのも辛いなんて、一生こうだったらどうしよう。。。
手術した左耳周辺と首にかけてしびれていて、まだ外は真っ暗だというのになかなか眠れません。
頭に血が上らないようにベッドを少し起こした状態で寝かされているのも、たぶん原因。
1時間ごとに看護師さんが様子を見に来るのでそのたびに起きてしまうのも、たぶん原因。
足先をパタパタと動かせるようになって、寝返りくらいうちたいのだけど、管がどうつながっているのかわからず怖くて寝返りさえ打てず。
待っても待っても、朝にならない。。。
早く朝になってー!
のど乾いた!お腹すいたー!(胃は元気)
うとうとしながら、とにかく冷たいお水を早くくれ~とだけ考えてました(笑)。
それまで、あと何時間?と。
やっと朝6時頃(ほんとに朝までが長かった!)、看護師さんが声をかけて下さいました。
その時、体から3つの管が出ていました。
①尿道カテーテル
②手の甲から栄養剤
③首上部の幹部から血を排出するドレーン
③は3~5日くらいは必要、出血量が減れば抜ける
①はトイレまで歩いて行けるなら抜きます、②は朝食が食べれそうなら抜きます、とのこと。
歩けます!朝食も食べれます!
お腹ペコペコでした(笑)。
まずは管たちをぶら下げたまま、廊下を歩く練習。
廊下を往復し、思ったよりはヨタヨタしてましたが、看護師さん曰く「ちゃんと歩けますね」とのこと。
まずは①を抜いてもらい、朝ごはんも食べれます!と②もその後すぐ抜いてもらいました。
もうそれだけで体が軽くなったようで嬉しかったです。
朝食は、全く好きではない無味のおかゆ。
これ、出汁とか入っていたらおいしいんだけどなぁ。雑炊ならおかわりするのになぁ。(病院食におかわりはない)
でも食べれるといった手前、、、頑張って完食しました。

これはその翌日の昼食ですが、まあこんな感じです。
夜中も朝も看護師さんに何度か吐き気がないか尋ねられたのですが、全くなし。
全身麻酔をした直後というのは、吐き気がある方がいらっしゃるようです。
実際に吐いてしまう方もいるよう。(でも朝食前なら胃液しか出ないと思う。)
普段、車酔いなどをする方は要注意だそうです。
私も体調が悪い時は車酔いすることもあるのですが、麻酔が覚めてから1度も吐き気や気持ち悪さはなし。
きっと、友人のアドバイス通り、入院前日にジョギングして体力をつけたからじゃないかと思いました。
これから全身麻酔で手術する方、ジョギングじゃなくても良いと思うので入院前に何か体力をつけることをぜひ試していただきたいと思います。(日頃から続けるのが1番ですが。)
体調としては、患部は痛みではなくしびれがある感じ。あとはのどが少し痛く、痰が時々出ました。
毎食後、抗生物質と、痛い時は痛み止めを飲んでと、カロナールが処方されていました。
数日後、カロナールがあまり効かないと訴えると途中からロキソニンに変わりました。
が、1度飲むと次に飲むまで最低6時間あけないといけない。
毎日その計算で頭の中がいっぱいなのでした(笑)。

読んでいただき感謝。皆様の1票が励みです
ただ、そこから朝までが、とてもとても長かった。。。
手術後、意識が戻って気付いたら自分の病室にいました。
横に夫がいたので、発した私の一言は「暑い...」
でも、いくら振り絞っても声が全然出ません。
かすれた、かすかな声を振り絞って「暑い!のど乾いた!」と訴えていました(笑)。
まだ5月中旬の気候の良い時期だったんですが、暑くて暑くて。
熱があったんだと思います。
足元の布団をめくってもらい、窓を少し開けてもらいました。
でも水を飲むのはまだダメだと看護師さんに言われ、お水で口をゆすぐだけさせてもらいました。
絶対飲んじゃだめですよ!とくぎを刺されながら。
口をゆすぐだけでも、あんなに乾きがマシになるとは!発見です。
夫が帰った後、まずは時間を知りたくなりました。
いったい今、何時?
そうだ携帯。携帯どこ?
手術当日の朝、鍵のかかる引き出しに入れたことを思い出しました。
声でSiriを起動させれば時間くらいわかるなぁとトライしてみたのですが、、、(注意:お部屋は個室)
ダメでした。。。大きな声が出せず、声もしわがれていて起動してくれません。
もう!こんな時に使えないなんて、Siriの役立たずー!
原因は、全身麻酔のためにする気管挿管。
これのせいで声があまり出なくなっていました。
手術中は人工的に気道を確保するために、のどに管が入ります。
目覚めたときはもう抜かれていて酸素マスク状態でしたが、それまでのどに管を入れていたために、のどの粘膜が炎症をおこすことが多いそう。実際は管の周りにバルーンがついていて、バルーンがのどの粘膜に触れていた状態です。
なので手術後直後は声がかれたり、数日間は風邪の時のようにのどが痛かったり、違和感があったりしました。
手術って患部だけでなくこういう体の負担もあるのかぁ、と実感。
じゃあ引き出しを開けて携帯を取り出すしかないけど、、、鍵は夫の手に。もしや持って帰ったしまった???
看護師さんを通して帰った夫に連絡を取ってもらうと、鍵は部屋に置いてきたとのこと。
それ、私に言ってから帰ってよね!!
まだ腕も上がらず、起き上がるのも無理な状態なので、看護師さんに取り出してもらいました。
さあ、これで時間はわかるようにはなったのですが、、、
画面を見てるのがつらく、来てるメールを読むのもつらかった。
左目が何か変です。
瞬きができず、ずっと目を見開いている状態で、涙があふれてきて視界がぼやけます。
携帯を見るのも辛いなんて、一生こうだったらどうしよう。。。
手術した左耳周辺と首にかけてしびれていて、まだ外は真っ暗だというのになかなか眠れません。
頭に血が上らないようにベッドを少し起こした状態で寝かされているのも、たぶん原因。
1時間ごとに看護師さんが様子を見に来るのでそのたびに起きてしまうのも、たぶん原因。
足先をパタパタと動かせるようになって、寝返りくらいうちたいのだけど、管がどうつながっているのかわからず怖くて寝返りさえ打てず。
待っても待っても、朝にならない。。。
早く朝になってー!
のど乾いた!お腹すいたー!(胃は元気)
うとうとしながら、とにかく冷たいお水を早くくれ~とだけ考えてました(笑)。
それまで、あと何時間?と。
やっと朝6時頃(ほんとに朝までが長かった!)、看護師さんが声をかけて下さいました。
その時、体から3つの管が出ていました。
①尿道カテーテル
②手の甲から栄養剤
③首上部の幹部から血を排出するドレーン
③は3~5日くらいは必要、出血量が減れば抜ける
①はトイレまで歩いて行けるなら抜きます、②は朝食が食べれそうなら抜きます、とのこと。
歩けます!朝食も食べれます!
お腹ペコペコでした(笑)。
まずは管たちをぶら下げたまま、廊下を歩く練習。
廊下を往復し、思ったよりはヨタヨタしてましたが、看護師さん曰く「ちゃんと歩けますね」とのこと。
まずは①を抜いてもらい、朝ごはんも食べれます!と②もその後すぐ抜いてもらいました。
もうそれだけで体が軽くなったようで嬉しかったです。
朝食は、全く好きではない無味のおかゆ。
これ、出汁とか入っていたらおいしいんだけどなぁ。雑炊ならおかわりするのになぁ。(病院食におかわりはない)
でも食べれるといった手前、、、頑張って完食しました。

これはその翌日の昼食ですが、まあこんな感じです。
夜中も朝も看護師さんに何度か吐き気がないか尋ねられたのですが、全くなし。
全身麻酔をした直後というのは、吐き気がある方がいらっしゃるようです。
実際に吐いてしまう方もいるよう。(でも朝食前なら胃液しか出ないと思う。)
普段、車酔いなどをする方は要注意だそうです。
私も体調が悪い時は車酔いすることもあるのですが、麻酔が覚めてから1度も吐き気や気持ち悪さはなし。
きっと、友人のアドバイス通り、入院前日にジョギングして体力をつけたからじゃないかと思いました。
これから全身麻酔で手術する方、ジョギングじゃなくても良いと思うので入院前に何か体力をつけることをぜひ試していただきたいと思います。(日頃から続けるのが1番ですが。)
体調としては、患部は痛みではなくしびれがある感じ。あとはのどが少し痛く、痰が時々出ました。
毎食後、抗生物質と、痛い時は痛み止めを飲んでと、カロナールが処方されていました。
数日後、カロナールがあまり効かないと訴えると途中からロキソニンに変わりました。
が、1度飲むと次に飲むまで最低6時間あけないといけない。
毎日その計算で頭の中がいっぱいなのでした(笑)。


読んでいただき感謝。皆様の1票が励みです

- 関連記事