3年前、耳下腺腫瘍(耳下腺がん)手術した時の話が途中で途絶えていました。
耳下腺腫瘍手術の翌々日(3日目)の続きです。
※その後の記事、耳下腺がん手術後の顔の変化と麻痺はこちら
木曜日に11時間ほどにも及ぶ手術を受け、4日目の日曜日にはまだ食事は全粥でした。
味(出汁)がないお粥ほどまずいものはないと個人的には思っているので、水でかさ増しされた300gもの味なしお粥は連日半分も食べれず。←味のせいや!
入院中の食事メニューの1例です。

前代未聞のビーフシチュー+全粥!!
病院では普通?いやでもこの組み合わせはひどい…液体ばっかりやん!
食欲もあり、胃は健康なために、つい愚痴もこぼれます(笑)。
普通のご飯にしてほしいとお願いし、翌5日目のお昼からやっと普通食(白米ごはん)となりました。
まだ口は大きく開かないけど、何とか食べれる、いや、何としてでも食べる!
夫にお願いしてイチゴの差し入れをしてもらった時も、1個を1/4サイズに切ってもらいました
でもそのサイズのイチゴが、手で口に押し込んでやっと入るくらいしか口は開きません。
↑そこまでして食べる?というあきれた声はおいといて(笑)。
今まで全く考えずに動かしていた顔。口が動かないだけでこんなに大変だなんて。
人間の神経の複雑さ、どれだけすごいのかを実感しました。
喉の腫れはまだ治まらず、続くようならステロイド剤を点滴投与すると言われました。
が幸いにも、5日目には少し腫れも引いてきました。
辛かったのはこの2つ。
1.なかなか熟睡ができないこと
2.お風呂になかなか入れなかったこと
1.手術後、しばらく微熱が続いていたことと、頭を高くして寝ないといけないと言われ夜もベッドをフルフラットにすることを禁じられていたので(泣)毎晩熟睡できず。夜中何度も目が覚め、全然寝た感じがせず、昼間もしんどかったです。
個室だったおかげで、遅くまでテレビを見たり(片目が見えずらかったので、ほぼラジオ代わり)、スマホいじったり。(これも目がすぐ疲れるので短時間)まあ気楽には過ごせました。
普段はどこでもすぐ寝れちゃうタチなんですが、この時は体が辛いのもあって神経も過敏になってたのかなぁ。
私の病室近くにスタッフステーション(ナースステーション)があり、頻繁に看護が必要な患者さんのベッドが日によって運ばれてきていました。そのおばあちゃん(やおじいちゃん?)のうめき声で夜中目が覚めるということも度々ありました。
もし相部屋だったら、他の人の声とか物音とかすごい気になっていたと思います。
個室にしてよかった。寝れなかったけど。
8日目にして、23時~翌朝6時くらいまで初めて”ほぼ”寝れた時はすごく嬉しかったです。”ほぼ”というのは、夜中3回くらいは起きてしまうけどまたスゥーっと寝れたという状態。
これも回復のきざし、です。
寝るのも体力いる、ということか。(ちょっと違う?)
2.毎日ホットタオルを持ってきていただけるので体は拭いていたけど、髪を洗えないのが辛かったです。
微熱もあったので夜中起きると汗びっしょりだったこともあるし、後頭部の髪の毛にになんか塊があるなーとずっと気になってました。
鏡で見ても自分で見えないところだったけど、どうやら左耳の後ろの方の髪の毛が、手術時に出た血がべっとりと付いて固まってしまっていました。だからペットシーツみたいなのを枕のところにひかれていたのか、なるほど。
6日目にしてやっと看護師さんに洗髪をしてもらい、とってもスッキリ
髪の毛に張り付いたカチカチの血の塊とかなり格闘していただきました(笑)。
もう髪の毛を切るしかないかとあきらめ気味だったので、あの時の看護師さん、ありがとう!
7日目にはシャワーもOKが出て、わくわくしてお風呂場へ行ったのですが、ここでまた困難が発覚。
左目が閉じてるつもりでも閉じれていない=シャンプーやお湯が目に入る!
いつも通りシャンプーをしようとしたら目に入って痛くて痛くて。
お湯が入るだけでも痛いんです。目が閉じれないってほんとに不便!
手術後初めてのお風呂場で1人何回も「ギャー!!!」と叫んでました
もちろん洗顔も難しいです。いつも通りやると目にしっかり入ります。
髪は上を向いて顔にお湯やシャンプー剤がかからないように慎重に洗って流す。
洗顔は左目の周りだけ洗顔フォームの泡を付けないように洗い、流す時も手で目をガードしてそおっと慎重に流します。
どちらもコツがいりますが、だんだんうまくなっていきました。
ちょっと入浴時間はかかりますけど。
自宅のお風呂場には鏡があるので、鏡を見ながらだとどこに泡が残っているかわかり大変便利でした。
その他、入院中、気がまぎれたのは持ってきた小説、夫が差し入れてくれた漫画『夏目友人帳』、たぶん暇だから出来たらやろうと持ってきた裁縫もの、コンビニスイーツたち。
左目が最初は涙があふれたり、その後乾いたりで液晶を長時間見るのが辛かったので、紙ベースの漫画や本は気がまぎれてよかったです。
裁縫は家でやる時間がなかなか取れなかった自分の服の裾上げですが、何かに集中してると痛みも忘れ、終わると達成感もあり、ちょうど良かったです。看護師さんにびっくりされましたケド。
そして私の心を癒してくれたスイーツたち

次回は傷の状態の写真をアップしようと思います。
ちょーっとグロテスクなので、見たくない方はスキップして下さいね。

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耳下腺腫瘍手術の翌々日(3日目)の続きです。
※その後の記事、耳下腺がん手術後の顔の変化と麻痺はこちら
木曜日に11時間ほどにも及ぶ手術を受け、4日目の日曜日にはまだ食事は全粥でした。
味(出汁)がないお粥ほどまずいものはないと個人的には思っているので、水でかさ増しされた300gもの味なしお粥は連日半分も食べれず。←味のせいや!
入院中の食事メニューの1例です。

前代未聞のビーフシチュー+全粥!!
病院では普通?いやでもこの組み合わせはひどい…液体ばっかりやん!
食欲もあり、胃は健康なために、つい愚痴もこぼれます(笑)。
普通のご飯にしてほしいとお願いし、翌5日目のお昼からやっと普通食(白米ごはん)となりました。
まだ口は大きく開かないけど、何とか食べれる、いや、何としてでも食べる!
夫にお願いしてイチゴの差し入れをしてもらった時も、1個を1/4サイズに切ってもらいました

↑そこまでして食べる?というあきれた声はおいといて(笑)。
今まで全く考えずに動かしていた顔。口が動かないだけでこんなに大変だなんて。
人間の神経の複雑さ、どれだけすごいのかを実感しました。
喉の腫れはまだ治まらず、続くようならステロイド剤を点滴投与すると言われました。
が幸いにも、5日目には少し腫れも引いてきました。
辛かったのはこの2つ。
1.なかなか熟睡ができないこと
2.お風呂になかなか入れなかったこと
1.手術後、しばらく微熱が続いていたことと、頭を高くして寝ないといけないと言われ夜もベッドをフルフラットにすることを禁じられていたので(泣)毎晩熟睡できず。夜中何度も目が覚め、全然寝た感じがせず、昼間もしんどかったです。
個室だったおかげで、遅くまでテレビを見たり(片目が見えずらかったので、ほぼラジオ代わり)、スマホいじったり。(これも目がすぐ疲れるので短時間)まあ気楽には過ごせました。
普段はどこでもすぐ寝れちゃうタチなんですが、この時は体が辛いのもあって神経も過敏になってたのかなぁ。
私の病室近くにスタッフステーション(ナースステーション)があり、頻繁に看護が必要な患者さんのベッドが日によって運ばれてきていました。そのおばあちゃん(やおじいちゃん?)のうめき声で夜中目が覚めるということも度々ありました。
もし相部屋だったら、他の人の声とか物音とかすごい気になっていたと思います。
個室にしてよかった。寝れなかったけど。
8日目にして、23時~翌朝6時くらいまで初めて”ほぼ”寝れた時はすごく嬉しかったです。”ほぼ”というのは、夜中3回くらいは起きてしまうけどまたスゥーっと寝れたという状態。
これも回復のきざし、です。
寝るのも体力いる、ということか。(ちょっと違う?)
2.毎日ホットタオルを持ってきていただけるので体は拭いていたけど、髪を洗えないのが辛かったです。
微熱もあったので夜中起きると汗びっしょりだったこともあるし、後頭部の髪の毛にになんか塊があるなーとずっと気になってました。
鏡で見ても自分で見えないところだったけど、どうやら左耳の後ろの方の髪の毛が、手術時に出た血がべっとりと付いて固まってしまっていました。だからペットシーツみたいなのを枕のところにひかれていたのか、なるほど。
6日目にしてやっと看護師さんに洗髪をしてもらい、とってもスッキリ

髪の毛に張り付いたカチカチの血の塊とかなり格闘していただきました(笑)。
もう髪の毛を切るしかないかとあきらめ気味だったので、あの時の看護師さん、ありがとう!
7日目にはシャワーもOKが出て、わくわくしてお風呂場へ行ったのですが、ここでまた困難が発覚。
左目が閉じてるつもりでも閉じれていない=シャンプーやお湯が目に入る!
いつも通りシャンプーをしようとしたら目に入って痛くて痛くて。
お湯が入るだけでも痛いんです。目が閉じれないってほんとに不便!
手術後初めてのお風呂場で1人何回も「ギャー!!!」と叫んでました

もちろん洗顔も難しいです。いつも通りやると目にしっかり入ります。
髪は上を向いて顔にお湯やシャンプー剤がかからないように慎重に洗って流す。
洗顔は左目の周りだけ洗顔フォームの泡を付けないように洗い、流す時も手で目をガードしてそおっと慎重に流します。
どちらもコツがいりますが、だんだんうまくなっていきました。
ちょっと入浴時間はかかりますけど。
自宅のお風呂場には鏡があるので、鏡を見ながらだとどこに泡が残っているかわかり大変便利でした。
その他、入院中、気がまぎれたのは持ってきた小説、夫が差し入れてくれた漫画『夏目友人帳』、たぶん暇だから出来たらやろうと持ってきた裁縫もの、コンビニスイーツたち。
左目が最初は涙があふれたり、その後乾いたりで液晶を長時間見るのが辛かったので、紙ベースの漫画や本は気がまぎれてよかったです。
裁縫は家でやる時間がなかなか取れなかった自分の服の裾上げですが、何かに集中してると痛みも忘れ、終わると達成感もあり、ちょうど良かったです。看護師さんにびっくりされましたケド。
そして私の心を癒してくれたスイーツたち


次回は傷の状態の写真をアップしようと思います。
ちょーっとグロテスクなので、見たくない方はスキップして下さいね。


