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39年間健康体だった私が耳下腺癌と向き合うことに!がん発見の過程、治療、心と体の変化を綴ります。全がんの約0.2%しかない希少癌。情報が少ない!5年生存率45%のステージⅣだけど長寿の記録を作ってやる!

プロフィール

niyon(によん)

Author:niyon(によん)
関西在住アラフォー女です。
2014年突発性難聴を発症しブラック企業を退社。専業主婦を経て働こう!と資格を取った矢先に耳下腺がんが発覚。新型コロナ流行さなかの闘病は孤独でした。
手術後、夫のすすめで愛犬ソフィア(愛称ソフィにゃん)を飼い始めました。
もう10年以上続けているポイ活も継続中。

【耳下腺癌治療ヒストリー】はこちら

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陽子線治療中の精神的な支え

陽子線治療を受けたのは、あっついあっつい真夏でした。
平日毎日行くので、もはや仕事に行くような気分。
昼前の暑い時間に、炎天下を、駅から病院まで片道15分も歩かないといけない。
(バスもあるけど、バスが来るのを待つなら歩いた方が早い。)
通常の元気な体でも、なかなか体力のいるものでした。

日傘、サングラス、マスクの代わりに鼻口も覆えるネックカバーで頭部は日差しをブロック。
そんな怪しい姿で病院へ向かいますが、到着時は汗だく&顔は真っ赤。特に照射部分は真っ赤っ赤!
まずは持参の冷水やお茶を飲んで一息つく、というのが毎日の流れでした。

治療通院中は、気分転換もよくしました。
定期券を買って通院していて、病院からの帰り道には繁華街が。
家の近くにはないお店や飲食店が多々あるので、誘惑いっぱい(笑)。
せっかく来たんだし♪と、帰り道に買い物したり、1人で贅沢ランチしたりして

今考えると、治療中のがん患者とは思えない行動。。。
しかも顔真っ赤なのに。。。←人からどう思われるかとかすっかり忘れてた
しかもコロナに感染となれば治療は即中止なので、繁華街へ行くなんて!と怒られそうですが...それくらい楽しみがないと心が落ち着かなかったのです。

でも時は2020年夏。意外にみんなちゃんと自粛中。
ガラガラだったんですよ、デパートとか普段人気のレストランとかも。
時間も平日の昼間だったのもあり、人混みの中を歩いた記憶はありません。
今は行列ができているお店にも空いているときに行けたのでラッキーだったなぁ←前向き
幸運なことにコロナにも感染せずに治療を乗り切ることができました。

でも、それだけ元気だったということです。
我ながらすごい
これもX線じゃなく陽子線を選んだおかげかもしれません。


機械に横たわっている間は、病気の事を考えるとマイナス思考になってきます。
これやったのにもし再発したら、どうしたらいいんだろう...とかね。
だから、迎えたばかりのソフィアのことを毎回考えるようにしていました。
楽しいことを考えるのが精神衛生上、絶対いい!と思ったもので。

帰ったらボールで遊んであげよう!とか、こんなことも今度教えてみようかな?とか。
半分寝ながら考えてました。←結局、寝るんかい!
ソフィアは当時まだトイレトレーニング中で、サークルから出したら目が離せない時期。
おてんばで腕に毎日ひっかき傷をつけられていましたが、帰ってソフィアの顔を見ると癒されました。

今は狐のようなふさふさしっぽも(それも好きだけど)この頃はこんなに細くてカワイイしっぽ!
 

この頃からすでにサッカーボール大好きっこ。
口にくわえるのがやっとの大きさなのに、よだれでベトベトにしながらがんばってくわえて、持ってきてくれてたね~(笑)。
 

口まわりの筋肉硬化を防ぐ効果もあったと思います。
放射線やると、だんだん筋肉が硬化して動かし辛くなってきます。
先生には、防止するには毎日動かし続けるしかない、と言われました。
陽子線治療中、一時、手術直後のように口があまり開かなくなり、再度食事に支障が出てきたので本当に焦りました。

そこから鏡を見ながら口を開ける・動かす練習を毎日するのはもちろん、ソフィアに教えたり、話しかけることもどんどんするようにしました。ポイントは、口を大きく動かして、はっきり言葉を言うこと。仔犬のソフィアにも伝わりやすいし、自分の口のトレーニングにもなります。家族(人間の)同士の会話だと、なかなかこういうことしませんからね。

あの時は頑張る力をくれてありがとね、ソフィにゃん。
ここ最近、口のトレーニングするのをすっかり忘れていたら、また左側の動きが微妙になってきました。
やばい、やっぱり毎日やらねば!!

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