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39年間健康体だった私が耳下腺癌と向き合うことに!がん発見の過程、治療、心と体の変化を綴ります。全がんの約0.2%しかない希少癌。情報が少ない!5年生存率45%のステージⅣだけど長寿の記録を作ってやる!

プロフィール

niyon(によん)

Author:niyon(によん)
関西在住アラフォー女です。
2014年突発性難聴を発症しブラック企業を退社。専業主婦を経て働こう!と資格を取った矢先に耳下腺がんが発覚。新型コロナ流行さなかの闘病は孤独でした。
手術後、夫のすすめで愛犬ソフィア(愛称ソフィにゃん)を飼い始めました。
もう10年以上続けているポイ活も継続中。

【耳下腺癌治療ヒストリー】はこちら

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おじいちゃんとチョコと、幸せな時間


チョコレートと聞いて、ふと大好きだったおじいちゃんを思い出しました。
明治生まれなのに、ハイカラな食べ物が大好きだった祖父(笑)。
温厚でおっとりした性格で、考え方は保守的なのに
ホットケーキとかハンバーガーなど今どきの食べ物が大好き。
85歳の時にハワイへ家族旅行に行った時なんか、
(現地の人はそれだけでびっくりしてたけど)
ホテルの朝食バイキングで「何取ってきてあげようか?」と聞いたら
「そうやなぁ 肉。」
と答えたツワモノ!
朝から肉なんて、私だって無理だよ~(笑)。
そのたくましい胃と食欲は、いまだに家族で話題になるほどです。

そんな彼の大好物の1つに、チョコレートがありました。
居間にはお菓子の缶かん(進物用のお菓子の空き缶)が
常に置いてあるのですが、そこには必ずチョコレートが。
チョコ大好きの祖父のために、よく母親が買って来てくれてたんです。
四角いのだったり、ピーナッツ入りだったり、
ホワイトチョコが混じってたり、アーモンドが入っていたり。
学校から帰った私は、よくおじいちゃんと一緒にコタツに入って
セロファンを解きながら、仲良くそのチョコを食べてたなぁ。
テレビを指さして、
「これがキムタクだよ!」
なんて、芸能人の名前を解説したりしながら(笑)。
あの歳でキムタクの名前を知ってた人は少ないと思う!
孫とのコミュニケーションの賜物なんです
気がつくと、食べたチョコの包み紙が机の上に山のようになっていて
「私が食べようと思ったら、いつもないじゃないの!」
と、母親からよく小言をいわれたものです
でも胃が丈夫なおじいちゃん。
夕食前にそんなにチョコを食べたのに、
夕飯はぺろりとたいらげるからびっくり(笑)。
私はご飯を残してよく母親に怒られていたから
残したご飯をこっそり飼ってたポチにあげたりして...(悪い子)
おじいちゃんは見て見ぬふりをしてくれていました。


祖母を小さいころに亡くした私にとって祖父の存在は大きく、
祖父にとっても初孫の私はとても可愛かったらしいです。
それを知ったのは、4年前の彼の葬儀でのこと。
その頃アメリカに留学していた私は急いで帰ってきたのですが、
あと一歩で死に目にはあえませんでした。
でも、私が日本に到着した時間にちょうど彼が息をひきとったと、
後で家族から知らされ、
「Niyonが無事に日本に帰ってきたから、安心したのかもね。」
と親戚から言われ、もう涙が止まらなかったです。
そして、私をすごく可愛がってくれていたということも聞かされました。
ほんとにありがとう、おじいちゃん。

思い出されるのは、やっぱり一緒にコタツに入ってチョコを食べたこと。
おじいちゃんの笑顔が今でも忘れられません。
日常の何気ないシーンが、こんなにも記憶に残っているなんて。

亡くなって初めて、自分がおじいちゃん子だということに気付いた私。
そんな彼は、96歳の誕生日を目前に大往生を遂げたのでした。
チョコで元気を維持してたおかげかな?(笑)
私も長生きをして、孫と一緒にチョコを食べる
将来はそんな幸せな時間を過ごしたいな



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